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機能性塗料のご紹介

機能性塗料紹介"

塗装の目的について

塗装の目的には、「保護」「美観の向上」「機能性の付加」の3つの目的があります。
機能性の付加には、機能性塗料を用いて目的を達成します。
機能性塗料とは、被塗物に塗装することによって特殊な機能を付加する塗料のことを指します。
機能性塗料を使用することによって製品性能の向上や、メンテナンス性の向上、品質の向上など多くのメリットが得られます。
採用されている業界はまだまだ少ないですが、自動車業界、建材業界、弱電業界、プラント設備業界などでは採用実績があり、今後、機能性塗料市場の成長が期待されています。

以下では、代表的な機能性塗料をご紹介します。

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防食塗料

用途
大型鉄鋼構造物、屋根材、シャッター、パイプ、タンク等住宅建材、建設機械、産業機械

防食とは、金属の腐食を防ぐことであり、防食塗料は金属表面に対して腐食しないように塗膜で保護することで金属の腐食を抑制します。

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抗菌・防カビ塗料

用途
病院、老人保健施設、学校、幼稚園、人の出入りの多い公共施設、レストランなどの厨房、食品関連工場

大腸菌や黄色ブドウ球菌などの最近を対象とするものを抗菌塗料、黒ずみ等の原因となるカビ等の真菌を対象とするものを防カビ塗料と言います。最近では、抗菌性、防カビ性の双方を持つ塗料が多く生産されています。
清潔な環境に対するニーズが高い施設に幅広く使用されています。

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耐熱塗料

用途
家電製品、輸送機器、電気・電子部品、調理器具、ボイラー、プラント

耐熱塗料とは、一般の塗料では使用できない200℃以上の高温領域で使用される塗料です。現在、使用される添加物や顔料によって、その機能は耐熱のみならず、耐薬品、耐候性、耐摩耗性、耐久性などへと展開され、既に耐熱のみの限定された範囲では捉えきれなくなっています。

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耐火塗料

用途
高層建築物、地下街、劇場、旅館、病院等、消防法に定める防火対象物、工場、鉱山、学校、マーケット、店舗、倉庫、住宅、アパート、船舶、車両

一般の塗料では、熱を受けると燃えてしまいます。耐火塗料は200~300℃で反応触媒が分解し、生成したリン酸塩と炭化剤が結合し、縮合生成物を経て、炭化層を形成します。同時に、発泡剤が分解し、アンモニアガス・水蒸気、炭酸ガスが発生し、炭化層を20~50倍に膨らませ、断熱層を形成します。

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遮熱塗料

用途
工場、電力配電設備、光ファイバー中継ボックス、倉庫、畜産施設、体育館、学校、鉄道車両

遮熱塗料は、太陽光線の熱を伝えにくくする塗料のことを言います。太陽熱遮蔽塗料等とも呼ばれています。
遮熱塗料は、熱エネルギーに変わりやすい近赤外線を選択的に遮蔽することで、熱エネルギーが対象物に蓄積するのを防ぎます。また、塗膜の熱による劣化を防ぐため、メンテナンスコストの節減も期待できます。

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蛍光塗料

用途
一般家庭用蛍光灯、特殊放電灯、玩具、釣り用ウキ、看板、緊急車両

蛍光塗料とは、可視範囲の蛍光を発する有機蛍光体を使用した塗料です。
蛍光塗料に用いられる蛍光体は、昼光蛍光塗料顔料といわれる有機物で、蛍光性染料を合成樹脂に染着したものです。蛍光性染料は一般に、希薄な溶液のときには蛍光を発し、濃度の上昇とともに蛍光強度は増大しますが、ある濃度以上では減少します。

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蓄光塗料

用途
防災標識、位置標識、装飾品、玩具、釣具、建材

蓄光塗料とは、太陽光や電灯等の光を受けた際に、その光の照射をやめた後でも自ら発行する機能を持つ塗料です。
夜光塗料とも言われます。外見上、あたかも光を溜め込んで発光しているように見えることから、一般的に蓄光と呼ばれます。

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防音・防振塗料

用途
自動車、鉄道車両、運送聞き、産業機械、建材、家電

防音・防新塗料とは、自動車、鉄道、船舶、機械、機器、建築等の分野で防振、防音のために使用されています。現在の用途の95%以上は、自動車関連です。防音・防振用に設計された部品や機構と併用され、車両の振動、騒音を軽減します。

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高耐候性塗料

用途
オフィスビル、商業ビル、工場,学校、病院、ホテル、集合住宅、戸建住宅向け居住用建材

高耐候性塗料とは、屋外使用による変形、変色、劣化等に対する耐性を持つ塗料のことです。
これらの変形、変色は、太陽光からの紫外線や熱の影響、雨水による浸食作用、昼夜の温度変化による材料の伸縮・膨張によって引き起こされます。

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光触媒塗料

用途
高層建築物、地下街、劇場、旅館、病院等、消防法に定める防火対象物、工場、鉱山、学校、マーケット、店舗、倉庫、住宅、アパート、船舶、車両

光触媒塗料は、光が当たることによって酸化分解活性が発現する光触媒を塗料に配合することによって、様々な機能を発揮する塗料のことです。
光触媒は、抗菌、防汚、脱臭、環境浄化作用、超親水、超撥水、防曇といった機能を有しています。

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落書き防止塗料

用途
地下道、橋脚、歩道橋、電柱等コンクリート設備、橋脚、歩道橋、照明注等の鋼製設備

落書き防止塗料とは、壁などに塗布しておくことで、シンナーを使用するだけで落書きを簡単に拭き取ることのできる塗料のことです。
現在、油性フェルトペン、アクリルラッカーの落書きしにくさが重視され、塗料の成分は撥水性、撥油性の機能があるフッ素樹脂、シリコン樹脂が採用されています。

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導電性塗料

用途
半導体設備、クリーンルーム内装材、クリーンルーム床材、プラスチック製品筺体、精密電子機器、ICキャリアテープ、プラスチック製品

導電性塗料とは、金属間を電気的に結合するものと、電磁波を吸収するものがあります。
一般的に、帯電防止レベルの塗料は導電性塗料とは呼ばれず、電磁波シールドレベルの塗料のことを指して導電性塗料と呼びます。

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